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JR西日本,広島新駅ビル商業施設名称は「minamoa」に

JR西日本,広島新駅ビル商業施設名称は「minamoa」に

JR西日本グループの中国SC開発は,2025(令和7)年春に開業予定である広島新駅ビルの商業施設名称を,「minamoa(ミナモア)」に決定したと発表した.

 名称の「minamoa」は,「ミナモ(=水面)」・「ミナ(=みんな)」・「モア(=もっと)」の3つをキーワードとしている.
 「ミナモ(=水面)」は河川とともに発展した「水の都ひろしま」の川の水面のゆらめきと瀬戸内の柔らかな陽の光を受けて輝く海の水面のきらめきを,「ミナ(=みんな)」は広島の人々にとって新駅ビルが「みんなの駅ビル」「私たちの駅ビル」と感じてもらいたいという想いを,「モア(=もっと)」は,新駅ビルが「もっと」多くの人が集まる場所になる,「もっと」生活を豊かにしてくれる,「もっと」素敵な場所へと進化していく,広島のことを「もっと」好きになる場所となりたいという想いをそれぞれ表現している.

JR西日本,広島新駅ビル商業施設名称は「minamoa」に

 名称については検討当初から,広島県民や県内の学生ワークショップを開催し,検討が重ねられた.広島県民参加形のワークショップでは,200名以上の応募の中から約100名が参加し,全3回を実施した.また,広島県内の大学などの協力を得て,13校全17回のワークショップを実施し,広島の将来を担う広島の学生約500名と,広島新駅ビルの名前や広島新駅ビルに備えていてほしい機能やサービス,施設デザインなどをテーマに,活発な議論が交わされた.
 このワークショップに集まった参加者の想いや期待を軸に,さらに親しみが感じられるよう,広島出身である小説家の稲田幸久氏や音楽家の加藤和也氏による専門家のサポートを得て,文字や音といったさまざまな観点から検討を行ない決定に至った.
 ロゴデザインも「minamoa」に込められた想いを体現する重要なピースのひとつと考え,地元デザイナーを起用することとし,2024(令和6)年2月には「名称ロゴデザイン選考会」も開催している.
 今後,公式ティザーサイトやInstagramで「minamoa」に関する情報や各コンテンツを発信する.

画像はすべてJR西日本提供

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