JR西日本は,踏切の安全を維持する鉄道システムの充実を図った取組の一環として,画像を活用した特発音声支援装置の整備を拡大すると発表した.
装置は日本信号と共同開発したもので,列車の先頭に設置されたカメラの画像から特殊信号発光機の赤色発行を識別して検知し,運転士に音声で注意喚起するもので,2023(令和5)年度から岡山・福知山エリアで先行導入を行ない,良好な結果が得られたことから,今回の整備拡大に至った.
なお,鉄道業界における,高解像度カメラを活用した踏切状態の検知・支援システムの導入は,本件が初めてとなる(特許登録済).
2023(令和5)年度は,岡山エリアの16両と福知山エリアの8両に導入済みで,今後は2024(令和6)年度から2027(令和9)年度にかけて約360両,2028(令和10)年度から2032(令和14)年度にかけて約220両に導入する予定.
一部画像はJR西日本ニュースリリースから