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特集 新幹線最前線2025
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京王,2024年度の設備投資計画を発表

京王電鉄5000系

写真:京王電鉄5000系  編集部撮影  若葉台検車区にて  2017-7-19(取材協力:京王電鉄)

京王電鉄は,2024(令和6)年度に鉄道事業において,総額398億円の設備投資を行なうと発表した.

写真:京王電鉄8000系

写真:京王電鉄8000系  目黒義浩撮影  南平—高幡不動間にて  2020-5-20

 車両については,座席指定列車「京王ライナー」のサービス拡充を図るため,5000系2本(20両)を増備するとともに,「京王ライナー」運行本数拡大を進める.また,2026(令和8)年の新形通勤車両2000系の導入に向けた準備を進める.
 京王線8000系1本(10両)と9000系1本(10両)については,より省エネ性能の高いVVVFインバータ制御装置へ更新する.また,車両機器情報データを活用し,京王線での省エネ運転の導入を進める.照明の省エネルギー化として,西調布駅や吉祥寺駅を含む5駅のホーム照明や,神泉駅や久我山駅のコンコース照明のLED化工事を実施する.

京王,2024年度の設備投資計画を発表

 京王線笹塚—仙川間の連続立体交差事業については,引き続き用地取得を進めるとともに,2024(令和6)年度からは上北沢駅付近の第5工区を含めた全工区で,仮線準備工・高架橋の構築などを行なう.
 ホームドアについては,永福町駅(2・4番線)や久我山駅などで整備を実施する.また,ホームと車両の隙間を縮小するため,ホームドアの整備にあわせて転落防止ゴムの整備を進める.
 駅のリニューアルについては,京王稲田堤駅で工事を進めるほか,新宿駅新線口改札内のエスカレータの更新工事を行なう.また南大沢駅・神泉駅では,旅客トイレのリニューアル工事にあわせて,幼児用小便器の新設など,こども用設備を拡充する.

京王,2024年度の設備投資計画を発表

 駅構内に設置されている「お客さま案内ディスプレイ」については,外国語による表示を可能とする多言語対応と異常時の案内機能を向上させた多機能化を進め,2024(令和6)年度は府中駅など24駅に導入する.ホーム上の行先案内盤については,聖蹟桜ヶ丘駅や久我山駅などにおいて,従来の4色表示からマルチカラー形に更新し,視認性を向上させる.
 一部の駅で実証実験を進めている「タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や,同カードが設定されたスマートフォン「QRコード®」を活用したサービスについて,2024(令和6)年度内に全駅へ拡大する.

※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標となり,JIS・ISO規格です

 大規模地震に備え,高架橋や盛土区間,電線を支持しているコンクリート柱を地震に強い鋼管柱に更新する耐震補強工事や,線路脇法面の改修工事を引き続き実施するほか,踏切における安全対策では,井の頭線明大前2号踏切道,永福町3号踏切道,西永福3号踏切道などにおいて,精度の高いエリア検知式である障害物検知装置の新設工事を行なう.

特記以外の画像は京王電鉄のニュースリリースから

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