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西武・台湾鉄路,「52席の至福×鳴日厨房」姉妹車両協定を締結

西武・台湾鉄路,「52席の至福×鳴日厨房」姉妹車両協定を締結

▲協定締結記念式典のようす(左:台湾鉄路 陳 榮彬氏,右:西武鉄道 堤 広利氏)

西武鉄道は,同社が運行する「西武 旅するレストラン『52席の至福』」と.国営台湾鉄路(台湾鉄路)が運行する台湾初の観光列車「鳴日厨房(ミンルーツゥファン)」について,2024(令和6)年3月14日(木)に台湾鉄路本社で姉妹車両協定を締結したと発表した.

 西武鉄道と台湾鉄路は,2015(平成27)年3月に姉妹鉄道協定を締結し,これまで相互に防災訓練の視察や観光PRなどを展開してきた.姉妹鉄道協定締結から2024(令和6)年で9周年を迎えることを記念し,両社の特徴的な車両である観光列車の姉妹協定を締結することで,双方の観光列車のプロモーションをより一層進めるとともに,日本と台湾の相互訪問を促し,観光や観光列車利用の意欲を高めるとしている.

西武・台湾鉄路,「52席の至福×鳴日厨房」姉妹車両協定を締結

▲西武 旅するレストラン「52席の至福」

 「西武 旅するレストラン『52席の至福』」は,西武線沿線各地域の活性化と新しい旅行スタイルの提供を目的として,2016(平成28)年4月に登場した.デザインは西武線沿線の代表的な観光地である「秩父」をモチーフとし,自然を貫く荒川の水の流れを車両のエクステリアに取り入れている.車両のインテリアには沿線の伝統工芸品(秩父銘仙・柿渋 和紙)や地産木材(西川材)を一部に使用している.
 また,首都圏を走る電車の中であっても非日常感を楽しめるよう,「乗って楽しい」「食べて美味しい」をテーマに,すべての座席で食事が楽しめる空間とし,乗車駅から下車駅までの景色の移ろいと美味しい料理を味わいながら,忙しい時間から解放された特別で優雅な時間を過ごせる.

西武・台湾鉄路,「52席の至福×鳴日厨房」姉妹車両協定を締結

▲鳴日厨房

 台湾鉄路の「鳴日厨房」は,台湾で初めてとなる,旅をしながら料理を楽しめる食堂列車として2022(令和4)年3月に登場した.台湾のローカルの要素を料理に取り入れ,上質の食事体験を提供し,2023(令和5)年には優れたサービス品質やデザインコンセプトが評価され,「ドイツiFデザインアワード」の最高賞である「iFゴールドアワード」とサービスデザイン部門の「iFデザインアワード」を受賞している.
 姉妹車両協定締結を記念して,双方の観光列車内に記念楯や記念スタンプを設置するほか,いずれかの観光列車に乗車した場合,数量限定で記念パンフレットやポストカードが配布される.

写真はすべて西武鉄道提供

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