東京都建設局は,西武新宿線 井荻—西武柳沢間の連続立体交差事業について,2024(令和6)年3月6日(水)付けで国土交通省から都市計画事業の認可を取得し,事業に着手すると発表した.
事業では,西武新宿線の井荻付近(杉並区上井草1丁目)から西武柳沢付近(西東京市東伏見1丁目)までの約5.1kmの区間について,道路と鉄道を連続的に立体交差化する.また,鉄道高架構造物に沿って,側道(鉄道付属街路)を約3.0km整備する.
これにより,千川通りなど19ヵ所の踏切が除却され,踏切遮断による交通渋滞や踏切事故の解消など,道路と鉄道それぞれの安全性が向上するほか,鉄道で分断されていた地域が一体化され,都市計画道路などの整備を同時に進めることで,安全で快適なまちづくりを形成する.また側道の整備により,良好な住環境の保全や地域の利便性向上を図る.
事業費は鉄道付属街路整備を含む2660億円で,2037(令和19)年度の完成を目指す(鉄道付属街路整備は2039年度まで).
一部画像は東京都提供