
▲整備箇所 現況(2024年2月26日撮影)
京福電気鉄道(嵐電)は,嵐山本線西院駅に隣接する軌道敷と京都市道186号嵐山祇園線(四条通)の交差部に,踏切遮断機を設置すると発表した.
当該交差部には現在,道路交通法に定められた踏切信号が設置され,遮断機がない状態となっているが,歩行者が接近中の電車の直前に横断することや,四条通を通行する自動車の停滞の一因となるなど,歩道・車道の通行,電車の運行それぞれに安全上の課題がある箇所となっていた.

▲整備計画図
工事では,踏切遮断機を8台(車道用:屈折式4台,歩道用:一般型4台),踏切支障報知装置(手動押しボタン式)を4ヵ所,ATS装置を2ヵ所,それぞれ設置するほか,踏切遮断機を設置する中央分離帯を設けるため,整備箇所の東西約100mの区間において,車線ラインを引き直す.
工事期間は,2024(令和6)年3月上旬から下旬で,3月末から供用を開始する予定.なお,既設の踏切信号機は整備後も継続設置されるため,青信号の場合は一旦停止せずに通行が可能となる.
画像はいずれも京福電気鉄道ニュースリリースから