JR九州は,クルーズトレイン「ななつ星in九州」の2024年秋冬コース(2024年9月〜2025年2月出発分)の予約受付を,2024(令和6)年3月1日(金)から開始すると発表した.
期間中は,3泊4日「雲仙コース」8本と,1泊2日「九州周遊コース」12本の全20本を設定する.
3泊4日「雲仙コース」では「大地の恵みと伝統文化を体感し,未来へと繋がる九州の魅力に出逢う旅」として,九州に息づく文化,豊かな大地の恵みに触れる北部九州を巡る旅とする.昔から保養地として栄えた由布院と雲仙では一足早い秋の気配を楽しめるほか,熊本市内にある細川藩の菩提寺・泰勝寺などがコースに含まれ,島原半島の豊かな大地で種から大事に育てられる野菜,海外との玄関口として栄えてきた長崎の和華蘭文化,大分県国東エリアで受け継がれる世界農業遺産など,未来へ大事に伝えていきたい九州を体感できるコースとする.
なお,コース内での宿泊施設のうち,「旅亭 半水盧」が一部改修予定のため,スイート利用客は「雲仙宮崎旅館」,「Mt.Resort 雲仙九州ホテル」へ案内する.DXスイートA・B利用客は,これまでどおり「旅亭 半水盧」の特別室での宿泊となる.
1泊2日「九州周遊コース」では「移ろいゆく九州の自然を車窓から望み,優雅にななつ星を味わう旅」として,「ななつ星in九州」で過ごすことの豊かさや,時の流れを感じる旅とする.
車内を彩る大川組子の職人によるよもやま話や,ウミガメの産卵地である脇本海岸でSDGsに触れる機会も設ける.また,乗客同士で語らうサロンでのひと時や,東シナ海に沈む夕日を眺めての夕食なども楽しめる.
1名あたりの旅行代金は,3泊4日「雲仙コース」のスイートが115万円,DXスイートBが150万円,DXスイートAが160万円となる.1泊2日「九州周遊コース」のスイートは65万円,DXスイートBが80万円,DXスイートAが90万円となる(いずれも2名1室利用時).
各コースは,「ななつ星in九州」専用WEBサイトで受け付ける.申込みは,2024(令和6)年3月31日(日)23時59分に締め切り,応募多数の場合は抽選となる.抽選の結果については,4月下旬以降にツアーデスクから郵送で通知される.
一部画像はJR九州ニュースリリースから