JR東海は,さらなるセキュリティ強化を図るため,名古屋駅を発着する313系の全車両(約340両)に車内防犯カメラを整備することを決定したと発表した.
これまでJR東海の在来線では,利用の多い区間を走行する新製車両への整備が2023(令和5)年10月に省令で車内防犯カメラの整備が義務化され,2022(令和4)年に営業運転を開始した315系とHC85系では,新製時から全車両に設置している.今回の313系への車内防犯カメラ設置により,近年中に更新する予定の一部車両を除き,名古屋駅を発着するすべてのJR東海の車両に,車内防犯カメラが整備されることになる.
車内防犯カメラの仕様は,指令員がリアルタイムにカメラ映像を確認できるもので,常時録画機能が付いている.設置工事は2024(令和6)年度中に開始し,整備した車両から順次使用を開始する.整備完了は,2028(令和10)年度中を予定している.
特記以外の画像はJR東海ニュースリリースから