京阪電気鉄道は,7000系1本(7両編成)のリニューアル工事が完了し,2024(令和6)年1月21日(日)から営業運転を開始すると発表した.
リニューアルでは,車内防犯カメラやホーム検知装置,戸挟み検知装置を設置するなど,車内外の安全性向上を図ったほか,2022(令和4)年6月に国土交通省が策定した「車内非常用設備等の表示に関するガイドライン」にもとづき,車内非常用設備(非常通報装置,非常用ドアコック)の表示内容に適合させている.
また,扉開閉予告灯やドアチャイムの設置,液晶形車内案内表示器への更新などバリアフリーへの対応を充実するとともに,内装材の取り替えや座席の更新,スタンションポール(握り棒)の増設など,13000系のインテリアデザインをベースに車内を刷新している.
車内照明や行先表示器にはLEDを採用することで省エネ化を図り,広告用デジタルサイネージも設置されている.あわせて老朽化した制御装置などの機器更新により,故障に対する予防保全および機器の保守軽減を図っている.
今後は,年に1〜2本のペースで工事を実施し,2025(令和7)年度には7000系全編成(7両×4本)のリニューアルを完了する予定.
写真はすべて京阪電気鉄道提供