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マカオLRT Barra延伸線の営業運転を開始

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マカオLRT Barra延伸線の営業運転を開始

▲マカオLRT Barra延伸線

三菱重工業は,中国マカオ特別行政区(Macau Special Administrative Region)政府・公共建設局(DSOP)から受注した,全自動無人運転車両(AGT)システムを採用するマカオLRT(Light Rapid Transit)の延伸プロジェクトのうち,Barra延伸線の建設工事を完成させ,引渡しを完了したと発表した.現地での営業運転は2023(令和5)年12月8日(金)から開始されている.

マカオLRT Barra延伸線の営業運転を開始

▲橋りょう内部LRT専用レーンのイメージ

 今回の建設工事は,2019(令和元)年に開業したタイパ線(11駅,9.3km)を起点として,対岸のマカオ半島へ接続する既存の橋りょう内に専用レーンを敷設し,Barra線(1駅追設,3.2km)を新設したもの.三菱重工業は信号,通信システム,給電設備,軌道工事,ホームドア,料金機械といった,駅舎の建設や土木工事を除くAGTシステム一式と,橋りょう内部設備の改良工事を担当した.

マカオLRT Barra延伸線の営業運転を開始

▲マカオLRT タイパ線

 マカオでは,観光客の増加と人口増による慢性的な交通渋滞が課題となっており,マカオLRTは,観光客のアクセスポイントとなる空港・フェリーターミナルやリゾートホテル群および住宅地を結ぶ基幹交通インフラの役割を担う.Barra線の開通により,大形リゾートホテルが立ち並ぶタイパ島と中心市街地のあるマカオ半島が接続されることから,さらなる交通利便性の向上と交通渋滞の緩和が見込まれている.

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▲マカオLRT 路線図

 また,三菱重工業は,新興住宅地である石排湾地区へつながる石排湾延伸線(2駅+乗換駅追設,1.6km),マカオ対岸の中国・横琴島へ伸びる横琴延伸線(2駅追設,2.2km)の2路線も受注している.両線は地元ゼネコンである「Top Builders Macau Co. Ltd.」と「Hou Chun Construction and Engineering Company Limited.」との間で3社コンソーシアムを組んで協働し,本プロジェクトを通じて地域経済のさらなる発展と人材育成を図る.

画像はいずれも三菱重工業提供

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