JR九州では,2024(令和6)年春の「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」開催にあわせて運転開始予定の新D&S列車,特急“かんぱち”・“いちろく”について,停車駅・運転時刻を決定したと発表した.
特急“かんぱち”・“いちろく”は,久大本線(ゆふ高原線)の風土を感じる列車をコンセプトとし,途中の停車駅で沿線地域によるおもてなしを受けることのできる「おもてなし駅」を設定し,地元住民とのふれあいや特産品の販売などを楽しめるようにする.
月曜・水曜・土曜運転の特急“かんぱち”(博多→由布院・大分・別府)は,博多を出発駅とし,田主丸と恵良を「おもてなし駅」として設定する.田主丸では,久留米市や「KAPATERIA」によるおもてなしを予定し,列車の停車時間での写真撮影なども楽しめるようにする.恵良では,九重町や八鹿酒造によるおもてなしを予定している.由布院・大分・別府は降車駅となる.
火曜・金曜・日曜運転の特急“いちろく”(別府・大分・由布院→久留米・博多)は,別府・大分・由布院を乗車駅とし,天ケ瀬と,うきはを「おもてなし駅」として設定する.天ケ瀬では,日田市や天瀬町によるおもてなしを予定し,うきはでは,うきは市によるおもてなしを予定している.久留米・博多は降車駅となる.
特急“かんぱち”・“いちろく”は全席グリーン席の3両編成で,1・3号車を,もと“いさぶろう”・“しんぺい”のキハ47形2両を再改造した座席車,2号車をキハ125形1両を改造したビュッフェとする.なお,キハ125形は2023(令和5)年10月2日(月)に,キハ47形は同10月4日(水)にそれぞれ小倉総合車両センターに入場済みである.
車両レイアウト,車両外観・内装デザイン・ロゴ・運転日・車内サービス・発売額・発売方法などについては,詳細が決まり次第,順次発表される.
画像はいずれもJR九州ニュースリリースから