京成電鉄では,2019(平成31)年から四ツ木駅で実施している「キャプテン翼」を題材とした特別装飾(ラッピング)について,葛飾区と集英社の協力のもと,駅装飾の全面リニューアルが完成したと発表した.
これは,2023(令和5)年10月から放映を開始したアニメ「キャプテン翼 ジュニアユース編」にあわせて実施したもので,11月27日(月)に駅装飾リニューアルの完成を記念したセレモニーが実施された.セレモニーでは原作者の高橋陽一さんなど,多くのスペシャルゲストが招かれ,駅装飾のリニューアルに華を添えた.
「キャプテン翼」は,主人公の大空 翼(おおぞら つばさ)がライバルと戦いながら仲間とともに成長していくサッカー漫画で,1981(昭和56)年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始されると,サッカーブームを巻き起こし,国内外で活躍する選手にも影響を与えている.
葛飾区は「キャプテン翼」の原作者の高橋陽一さんの出身地であり,以前から,葛飾区が中心となって四ツ木駅や京成立石駅周辺への「キャプテン翼」キャラクター銅像の設置や少年サッカー大会の開催などが行なわれてきた.
リニューアルでは,四ツ木駅の入口やコンコース,階段などに施されている特別装飾のデザインを一新し,アニメ「キャプテン翼 ジュニアユース編」にちなんだものへ変更した.
12月1日(金)から2024(令和6)年2月29日(木)までは,リニューアルを記念したデジタルスタンプラリーを開催する.12月14日(木)からは,AE形1編成に「キャプテン翼」のラッピングを施した「キャプテン翼ライナー」を約1年間の期間限定で運行するなど,四ツ木駅を中心に京成電鉄沿線で「キャプテン翼」の世界観を楽しめるものとなっている.
画像:京成電鉄提供