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特集 211系顔の電車たち
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水郡線で旧客による団臨運転

水郡線で旧客による団臨運転

JR東日本では,2023(令和5)年11月26日(日),ぐんま車両センター所属の旧形客車を使用した団体臨時列車が水郡線の水戸—常陸大子間で往復運転されました.
 これは「旧型客車で行く奥久慈の旅」ツアーに伴うもので,レトロ感あふれる車両に乗車し,車窓一杯に広がる田園や里山など沿線の古き良き日本の原風景を楽しめる体験と,往路終点の常陸大子でりんごジャム作りや秋そば収穫などの体験がセットになった旅行商品として企画・実施されました.
 使用された車両はすべて,ぐんま車両センター所属で,DE10 1705が旧形客車4両(常陸大子方スハフ42 2173+オハ47 2246+オハ47 2261+スハフ32 2357)をけん引しました.DE10 1705は茶色(ぶどう色1号)に白帯を施した12系和式改造客車「くつろぎ」の専用機関車で,ふだんは高崎駅構内の車両入れ換えや工事用臨時列車のけん引機として活躍していますが,客車をけん引しての営業運転は2004(平成16)年以来,約19年ぶりで非常に珍しく,また水郡線では初めての入線となりました.

写真:上菅谷—常陸鴻巣間にて 2023-11-26
投稿:深谷 健

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