京阪電気鉄道は,2023(令和5)年11月29日(水)から12月12日(火)(予定)までの間,石山坂本線の一部駅で,AI画像解析技術を活用した利用状況調査と不正状況調査の実証実験を実施すると発表した.
これは,Intelligence Designが提供するエッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」を活用して,無人駅の利用状況を調査するもので,調査結果をもとに改札機などの利用に関する乗客への周知方法などの運用を検討するもの.
調査対象駅は,松ノ馬場・滋賀里・石場・中ノ庄・唐橋前の5駅で,駅のIC改札機付近に録画カメラを設置し,利用状況を録画するとともに,録画映像をAIで解析する.なお今後状況に応じて,調査対象駅の変更・拡大も検討する.
京阪電気鉄道では利用者から不正乗車防止に関する意見が多くあるとしており,録画映像やAIでの解析結果から利用客への案内方法を検討するとともに,不正乗車防止に向けた検討を行なう.
画像:京阪電気鉄道提供