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阪急伊丹線・箕面線・嵐山線で順次ワンマン運転を開始

阪急伊丹線・箕面線・嵐山線で順次ワンマン運転を開始

▲センサ付ホーム固定柵(伊丹駅)

阪急電鉄は,伊丹線(塚口—伊丹間・3.1km)・箕面線(石橋阪大前—箕面間・4.0km)・嵐山線(桂—嵐山間・4.1km)で,ワンマン運転を順次開始すると発表した.
 伊丹線では2024(令和6)年3月23日(土)初発から,箕面線は2026(令和8)年春ごろ,嵐山線は2027(令和9)年春ごろからそれぞれ開始する.

阪急伊丹線・箕面線・嵐山線で順次ワンマン運転を開始

▲センサ付ホーム固定柵の仕組み

 ワンマン運転の対象路線には,センサ付ホーム固定柵を設置する.これは,センサ機能により車両とホーム固定柵の間の乗客の有無を検知し,安全を確認した上で列車が出発できるシステムで,すでにワンマン運転を実施している線区(甲陽線:夙川—甲陽園間,今津線:西宮北口—今津間)においても,2024(令和6)年度中にセンサ付ホーム固定柵を整備する.

阪急伊丹線・箕面線・嵐山線で順次ワンマン運転を開始

 ワンマン運転の車両には,車内に防犯カメラを設置する.防犯カメラの映像は,リアルタイムで確認することができるため,車内でトラブルなどが発生した際に,車内の状況を把握して迅速に対応できるようになるなど,より安心して乗車できる環境を整備する.防犯カメラは,2027(令和9)年度末までに全車両に設置する.

阪急伊丹線・箕面線・嵐山線で順次ワンマン運転を開始

 このほか,駅間に避難誘導看板(画像右)を設置する.これは,列車が駅間に停車した場合に,乗務員が乗客を誘導できないような状況になった場合でも,軌道外への出口となる駅や踏切道までの距離を示すことで,乗客自身で避難しやすい方向を判断できるようにする.避難誘導看板は,ワンマン運転の実施線区以外でも順次設置を進め,2026(令和8)年度末までに全線において整備を完了する.
 なお,各線ではワンマン運転開始にともなうダイヤの変更は行なわれない.

画像はいずれも阪急電鉄提供

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