近畿日本鉄道は,2023(令和5)年11月18日(土)から,デコレーショントレイン「高安まなびやま」の運転を開始すると発表した.
これは近鉄と八尾市が連携し,高安山地域の魅力を発信するため「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値事業」の補助金の交付を受けて実施するもので,1430系1本(2両)に装飾を施す.おもな運行区間は信貴線(河内山本—信貴山口間)で一部,大阪線内でも運転する.
コンセプトは『高安山地域の魅力を「見て,乗って,感じて,学ぶ」列車』で,外観は一般公募による高安山地域の生物や景観の写真・イラストを使用.信貴山口方の車両は「高安山の自然を感じて,学ぶ」,河内山本方の車両は「高安山の観光を感じて,学ぶ」をテーマとしてデザインしている.
内装は学校の教室をイメージしたものとし,中づり部分に一般公募によるイラストを掲出し,高安山の自然や観光の魅力を発信するほか,高安山に関するクイズを記載したつり革を設置する.車両の掲示枠や扉周辺にも,高安山の自然や歴史などを紹介する黒板ふうの装飾を施す.
運転開始日(11月18日)には,大阪上本町駅地上コンコースと9番ホームで出発式を実施し,大阪上本町10:16発の信貴山口行き臨時準急から運転を開始する.あわせて西信貴ケーブル 高安山駅周辺では,マルシェイベント「高安まなびやま運行開始記念 高安山まつり 秋の陣!!」も開催する.
画像上:デコレーショントレイン外観イメージ
画像下:デコレーショントレイン内装イメージ
画像はすべて近畿日本鉄道提供