叡山電鉄は,叡山本線の茶山・京都芸術大学駅について,バリアフリー化・美装化工事が完了したと発表した.
バリアフリー化工事については,ホームと車両乗降口の段差解消,車いす利用可能なスロープの新設,視覚障がい者誘導用ブロックの整備を実施し,これにあわせて改札位置が変更された.
美装化工事については,京都芸術大学 環境デザイン学科の小野暁彦教授の設計により,従来のスレート屋根を,鋼板と断熱材が一体化した高機能屋根パネルに葺き替えている.上屋鉄部の塗装は,京都芸術大学のロゴに使用している青色とし,ホームの上屋と壁面には京都北山杉丸太を造作に利用することで,駅の個性と温かさを感じさせる仕上がりとなっている.
また,省エネ化・イメージアップを図る目的でLED間接照明を採用している.駅では今後「プラットホームギャラリー」の一環として,作品を定期的に入れ替えて展示する予定.
なお,2023(令和5)年11月2日(木)には,関係者による竣工式が実施される.
写真はいずれも叡山電鉄提供