JR西日本は,キハ189系を改造した新たな観光列車について,列車名・デザインの詳細を発表した.
列車名は「はなあかり」とし,地域に光を当て,地域が華やぐイメージや西日本のさまざまな地域のとっておきに「あかりを灯す」列車であること,地域を明るくする列車であることが由来となっている.
外観は,奈良時代起源の紋付き染めで最高級とされる檳榔子染(びんろうじぞめ)色をまとい,車内には日本の四季を彩る草花をモチーフに,華やかな和の彩りを展開する.
1号車については,グリーン車よりもグレードの高い設備として新たな座席種別「スーペリアグリーン車」とし,広くゆったりと過ごせる2名用個室を10室備える.2・3号車は座席を中心とするグリーン車とし,2号車にはサロンスペースも設置される.なお,デザインは,「WEST EXPRESS 銀河」を手がけた川西康之氏が担当する.
新たな観光列車は,2024(令和6)年10月から営業運転を開始する予定で,第1弾は,敦賀から若狭・京都府北部を通り,城崎温泉までを結ぶルート(小浜線・舞鶴線・京都丹後鉄道・山陰本線)を予定している.このほか,列車でのサービス,価格などの詳細は改めて発表される.
画像はいずれもJR西日本ニュースリリースから