JR東日本水戸支社は,これまで常磐線や水戸線で活躍してきたE501系1本(5両編成)の外装や車内設備をリニューアルしたイベント専用車両「E501 SAKIGAKE(さきがけ)」の運用を開始すると発表した.
外観は紅梅・白梅をイメージさせるカラーリングとし,紅梅・白梅と刀の柄の糸巻をイメージしたものとなっている.ロゴについては,刀を一文字に振り払う一閃をイメージしたシャープなデザインに,光る小さな星(水戸の「水」とアスタリスク)を表現している.車内には,飲食を楽しめるようにテーブルと冷蔵庫を設置している.
車両愛称は,徳川斉昭公により開かれた茨城県を代表する観光地である「偕楽園」や「弘道館」が梅の名所であり,どちらも多くの人が集う場所であることや,弘道館には斉昭公が「魁」の一字を残していること,天下に先駆けて春を伝える花として「梅は百花の魁」と言われていることなどから,「E501 SAKIGAKE」も時代の先駆けとして新しい企画とともに,たくさんの人が集まり,新しい体験や特別な時間を過ごせる場となるよう願いを込めて名付けた.
今後は,2023(令和5)年11月23日(木祝)の「水戸線地酒列車」から運行を開始し,常磐線・水戸線沿線を中心に,地産品を楽しむイベント列車などとして運行する予定.「水戸線地酒列車」については,JRE MALL「JR東日本 水戸支社」販売ページで10月27日(金)12時30分から受付を開始する(先着順).
画像はいずれもJR東日本水戸支社ニュースリリースから