JR東日本山手線では,2023(令和5)年11月17日(金)終電から20日(月)初電までの間,渋谷駅で線路切換工事が実施される.
渋谷駅では2015(平成27)年から駅改良の本体工事に着手し,これまで2018(平成30)年5月と2020(令和2)年5月の2回に分けて線路切替工事を行ない,山手線ホームと並列させる形で埼京線ホームを移設した.その後,2021(令和3)年10月には,山手線内回りの線路を東側に横移動し,山手線内回り側ホームの拡幅工事を実施した.2023(令和5)年1月には,山手線外回りを西側に横移動し,山手線の内回り・外回りホームを同一ホーム化した.
今回は,切替工事後に本格着手する駅1階の東西自由通路の工事に関連し,山手線の線路とホームを最大20cm高くする.なお,悪天候などにより実施できない場合は,12月15日(金)から18日(月)に延期される.
この工事にともない,11月18日(土)に山手線外回りの大崎—渋谷—池袋間,19日(日)に内回りの池袋—渋谷—大崎間の全列車を運休する.また山手線のそのほかの区間でも本数を大幅に減らして運転する.
京浜東北・根岸線では快速運転を中止し,終日各駅停車で運転する.埼京線・りんかい線については,新木場—大崎—赤羽間で列車を増発する.相鉄線への直通列車については,新宿—池袋間で延長運転を実施する.なお,湘南新宿ラインは,通常どおり運転する.
振替輸送については,東京メトロ・都営地下鉄・りんかい線の全線と,西武鉄道(西武多摩川線を除く)の全線,東急電鉄・京浜急行電鉄の一部路線で実施する.
工事時間中は,渋谷駅の各改札から山手線ホームへの一部の階段・エスカレータが使用停止となる.また,ホーム上の混雑状況により改札内への入場を制限する場合があるとしている.切替工事については,専用WEBサイトを開設し,順次列車の運休や列車時刻に関する情報が掲載される.
今回が5回にわたる渋谷駅での最後の線路切換となり,今後は駅コンコースの拡充や共同開発ビル工事が本格化する予定.
※一部画像はJR東日本首都圏本部のニュースリリースから
※将来イメージはJR東日本ニュースリリース参照
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