名古屋鉄道は,2024(令和6)年3月16日(土)の特別車両料金の改定(鉄道ニュース5月28日掲載記事参照)にあわせて,「名鉄ネット予約サービス」の機能を拡充すると発表した.
「名鉄ネット予約サービス」は,インターネットで特別車両券(ミューチケット)を購入できるサービスで,2019(令和元)年5月にサービスを開始した.駅の窓口や券売機で購入する手間がなく,また引換も不要で直接乗車できる.
今回の機能拡充では,目的の駅まで直通列車がない場合に,2乗車2枚1組を1枚分の価格で購入できる「乗継ミューチケット」も購入できるようになるほか,異なる日付の同一列車の特別車両券を,最大10日分まとめて購入できる機能を新設する.1ヵ月間に30座席分以上利用した会員は「プレミアムメンバー」として,1ヵ月+10日先の列車までミューチケットを購入できる.
決済方法についても,これまでのクレジットカード決済に加え,「名鉄ミューズポイント」での利用が可能となる(クレジットカードと「名鉄ミューズポイント」の併用は不可).「名鉄ミューズポイント」は,1ポイント=1円として換算する.
サービス利用者限定の「閑散時間帯割引料金」も導入する.これは,平日9時台から16時台に乗車駅を発車する列車と土休日の列車の特別車両券を「名鉄ネット予約サービス」で購入すると,現在よりもお得な料金で利用できる(中部国際空港駅発着の利用を除く).
また,これまで車内精算時における特別車の座席指定はできなかったが,空席がある場合は,車掌が座席を確保できるようにする.
「名鉄ネット予約サービス」の機能拡充にともない,「ミュー定期券」については,2024(令和6)年3月15日(金)をもって発売を終了する.
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