銚子電気鉄道は,安定輸送の実現と新たな観光資源の発出を目的に,南海電気鉄道が所有する2200系2両編成(モハ2202-モハ2252)を譲受したと発表した.
銚子電鉄では3000形の導入以降,同社を走行できるスペックの車両を探していたが,合致する車両は数少なく,車両導入の検討については困難を極めていた.そのような中,南海電鉄との間で,銚子電鉄でも運行できる可能性がある車両を検討した結果,2200系を改造することで運転可能であるという結論に達し,今回の車両譲受が実現した.
銚子電鉄にとっては,約8年ぶりの新車両(中古車)の導入で,中古車の導入(中古の中古でない車両)は,約30年ぶりとなる.
譲受した車両は,走行に必要な改造工事を施工した後に運用開始となるが,開始時期については未定としている.なお,既存車両のうち,2000形(デハ2001-クハ2501)は2023(令和5)年度中に退役する.
写真:南海電気鉄道2200系(銚子電気鉄道のページから)
※写真は譲受した車両と同形式の異なる車両