神奈川県藤沢市と小田急電鉄は,「藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業及び藤沢駅改良事業にともなう第1期施行の工事に関する協定」を締結したと発表した.
協定では,事業工期を2023(令和5)年6月12日(月)から2028(令和10)年3月31日(金)までとし,総事業費は83億6832万1000円で,藤沢市が64億2101万1000円,小田急電鉄が19億4731万円を負担する.
事業主体については,藤沢市が自由通路関連,小田急が駅改良関連を担当する.自由通路は,延長約41m,幅員16mで,小田急電鉄側の自由通路については,既存の自由通路を8mから16mに拡幅するとともに,南口付近に新たにエレベータを整備する.
駅改良については,既存の地上改札を自由通路階に橋上化する.メインの改札機能は自由通路階とし,地上階についても一部供用とする.また駅コンコース内にエレベータ2基,エスカレータを4基整備する.観光案内施設,公衆トイレ,交番の機能については,新たな駅施設の一画に再整備する.
なお,小田急電鉄では,「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し,本事業期間と同じ時期にホームドアを整備する.また,一部JR東日本の財産所管部分については,別途施行協定を締結し,JR東日本に委託する.
画像はいずれも小田急電鉄提供