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JR東日本,レーダ雨量を活用した新たな運転規制を在来線全線区に導入

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JR東日本E231系1000番代

写真:JR東日本E231系1000番代  田中勇司撮影  戸塚—大船間にて

JR東日本は,レーダ雨量を活用した新たな運転規制を在来線全線区に導入すると発表した.

JR東日本,レーダ雨量を活用した新たな運転規制を在来線全線区に導入

 従来の運転規制では,駅などにJR東日本が設置した雨量計で雨量値を観測し,雨量値が規制基準値を超過した場合に,雨量計の受け持つ区間に対して運転規制を発令している.
 レーダ雨量規制では,気象庁や国土交通省が配信する1kmメッシュの面的雨量を活用することで,雨量計が設置されていない箇所の降雨を把握することが可能となる.線路沿線上の1kmメッシュのレーダ雨量が規制基準値を超過した場合に,そのメッシュが含まれる区間に対して運転規制が発令される.

JR東日本,レーダ雨量を活用した新たな運転規制を在来線全線区に導入

 また,従来の運転規制では,雨量計で観測した雨量値が規制基準値を超過すると,運転規制が発令され,運転規制にかかわるシステムからその情報が列車に伝達される.レーダ雨量規制の追加導入にあたり,オペレーションを適切に行なうため,既存の運転規制にかかわるシステムを改修した.従来の運転規制情報とレーダ雨量規制情報をシステムで統合して列車に伝えることで,速やかに運転規制が実施できるようにする.
 この新たな運転規制は,2023(令和5)年6月18日(日)から導入される予定.

特記以外の画像はJR東日本提供

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