京福電気鉄道(嵐電)は,新形車両7両を,2024(令和6)年度から2028(令和10)年度にかけて順次導入すると発表した.
車両愛称は「KYOTRAM(きょうとらむ)」で,車体は,嵐電のイメージカラーである京紫色を基調に,京都の「まち」・「ひと」・「くらし」に馴染み,「嵐電が走る街並み」がより京都らしく魅力的な風景となるようなデザインとしている.また,車体前後の曲線的なフォルムは,古くからの「路面電車」や「嵐電」の車両の特徴をオマージュし,窓を大きくすることで,明るく快適に沿線の風景を楽しむことができる.
VVVFインバータ制御や回生ブレーキの導入により,1両あたりの消費電力量は,在籍する抵抗制御車両の約半分となる見込み.なお,回生ブレーキについては,2022(令和4)年度にモボ2001形2両に追加工事を行なっており,2023(令和5)年度には回生電力貯蔵装置が導入される.
「KYOTRAM」は,2024(令和6)年度に1両,2025(令和7)年度から2028(令和10)年度にかけて6両が導入される予定で,嵐電に現在在籍する電動客車27両のうち,老朽化が進んでいるモボ101形6両と301形1両を,順次置き換える.
画像はいずれも京福電気鉄道提供