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JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

JR東日本は,2025(令和7)年3月のまちびらきに向けて準備を進めている「品川開発プロジェクト」について,街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定したと発表した.

 街の名称「TAKANAWA GATEWAY CITY」には,「高輪」の地の歴史を継承しつつ,人,自然,テクノロジーを繋ぎ,世界で最も生命の力が溢れ共創し続ける国際交流拠点「Global Gateway」として,100年先の心豊かなくらしのため,実験を続けていくことや,従来の発想にとらわれない魅力溢れる国際交流拠点「高輪」を世界の「TAKANAWA」にするため,アルファベット表記を用いるとともに,駅名称を冠することで,エキマチ一体開発であることを表現している.

JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

 あわせて制定されたロゴマーク(商標登録出願中)については,江戸の玄関口であった「高輪」が,日本全国・世界を繋げて生まれる新たなイノベーションによって,100年先の心豊かな未来へと繋がる「GATEWAY」となることを,「高輪」のはじまりの文字「高」を「GATE」の形状に見立てることで表現している.
 都内最大級の大きさ(約4ha)となる「パブリックレルム」のコンセプトは,東海道五十三次に着想を得て「53 Playable Park」とした.これにより,南北約1km以上にわたって,駅や広場からなる遊び場(Park)が誕生する.
※パブリックレルム...所有関係にかかわらず,広く不特定多数の人々が利用・認知する空間領域

JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

 高輪ゲートウェイ駅には新たに南改札が設置され,新改札周辺には複数の店舗が開業する.駅が公園のような多様な遊びや憩いの場になるとともに,エキマチ一体の運用により,駅と街が連動したイベントなどが開催される.

JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

 住宅棟に隣接した広場には,在来種を中心に多様な水生植物を取り入れ,生物多様性に寄与する水辺空間(ビオトープ)を整備する.あわせて,環境保全をテーマとして,住民・来街者参加形のプログラムを実施する.

JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

 複合棟I North 28~29階には,地上100m以上の高層建築物では世界で類を見ない,本物の植物を圧巻の規模で展開する約2000坪のボタニカル・ルーフトップ空間が誕生する.2つの半屋外のパブリックガーデン,一軒家風のレストラン・カフェなどのショップ展開,イベント開催,品川駅周辺の展望も楽しめる複合用途で,幅広い訪問客を迎える.
 「高輪築堤」については,その特徴的な風景である第7橋梁部や,公園部の築堤を現地で保存し,見学できるようにする.また,かつての築堤ライン上は,現地で発掘された築石を活用した外構計画とし,歴史を感じる空間を創出する.

JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

 このほか「TAKANAWA GATEWAY CITY」では,「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として,KDDIをはじめとした多様なパートナーとともに,街全体をサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)が融合する実験場として構築し,Society5.0の実現を目指す.「ゼロカーボン・サステナブルへの挑戦」・「自律分散型社会の実現」・「次世代モビリティの実装」を重点テーマとして,地球規模の課題解決にも取り組む.

JR東日本,「品川開発プロジェクト」の街の名称を「TAKANAWA GATEWAY CITY」に決定

画像はいずれもJR東日本提供

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