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特集 JR東日本の特急車
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京急,2023年度の設備投資計画を発表

京急,2023年度の設備投資計画を発表

▲代替新造車両イメージ

京浜急行電鉄は,2023(令和5)年度に鉄道事業において,総額約295億円の設備投資を行なうと発表した.

 車両については,1000形8両1本・6両1本を代替新造する.また,近年の鉄道車内における傷害事件などの発生を受け,地上側でリアルタイムに映像の確認ができる新たな防犯カメラを2026(令和8)年度末までに全車両に導入する.
 車体更新にあわせ,1000形16両(8両1本,4両2本)を対象に,ベビーカーや大形荷物を持った利用客向けにフリースペースを設置するほか,非常通報装置の増設や窓の開閉化などを行なう.

京急,2023年度の設備投資計画を発表

▲品川駅付近(泉岳寺~新馬場駅間)連続立体交差事業の概要

 安全対策の強化については,引き続き,泉岳寺—新馬場間の連続立体交差事業を進める.事業は東京都の都市計画事業として同区間を高架化し,3ヵ所の踏切道を除却するとともに,品川駅の地平化と2面4線化を図り,利便性および安全性の高い駅へと再編する.
 大師線連続立体交差事業においては,引き続き地上部整備工事や,大師橋駅と小島新田駅の駅舎工事などを施工する.

京急,2023年度の設備投資計画を発表

▲制動操作支援システムの動作概要(イメージ)

 踏切安全対策の強化では,自動車が通行する踏切道(64ヵ所)において,自動車の立ち往生を自動的に検知する踏切障害物検知装置を設置しているが,従来の方式よりも検知機能を強化した機器へ更新を進める.2023(令和5)年度は4ヵ所実施する予定.
 また,発光信号機が動作した場合に,いち早く列車を停止・減速させるため,自動的にブレーキを動作させる「制動操作支援システム」の導入を進める.システムは,2022(令和4)年3月から大師線の踏切に導入しているが,2023(令和5)年度は引き続き,自動車や歩行者の交通量が多いボトルネック踏切道などで整備を進め,合計13ヵ所に導入する.
 自然災害への対策として,耐震補強工事,法面防護工事などを引き続き進める.

京急,2023年度の設備投資計画を発表

▲ホームドア設置例(京急東神奈川駅下りホーム)

 ホームドアについて,2023(令和5)年度・2024(令和6)年度に設置が予定されているのは,青物横丁,梅屋敷,六郷土手,八丁畷,生麦,弘明寺,杉田,金沢文庫,金沢八景の計9駅.これらの駅以外についても,設置に向けた調査・設計などを行ない,引き続き各駅へのホームドア・ホーム固定柵の設置を進める.

京急,2023年度の設備投資計画を発表

▲神奈川新町駅改良後のイメージ

 駅改良工事では,神奈川新町駅の大規模改良工事(エレベータ・エスカレータ新設など),花月総持寺駅での駅舎耐震補強(トイレ新設・コンコースのリニューアルなどを含む),黄金町駅でのホーム上家延伸,汐入駅でのトイレリニューアルをそれぞれ実施する.

京急,2023年度の設備投資計画を発表

▲引上線のイメージ図

 将来の成長に向けた投資として,将来の航空旅客の増加や羽田空港アクセスの輸送力増強のため,羽田空港第1・第2ターミナル駅において引上線新設工事を進める.
 泉岳寺駅については,駅と品川駅北周辺地区が将来の駅周辺地域開発による交流人口の飛躍的な増加が見込まれているため,ホームの拡幅およびコンコースの拡張や昇降施設,出入口などの機能強化を行ない,駅の利便性,安全性の向上やバリアフリー化を図る.

京急,2023年度の設備投資計画を発表

▲信号取り扱い自動化イメージ

 アフターコロナの新たなニーズへの対応と将来の労働力不足を見据え,駅務機器の遠隔操作とカメラ付き通話対応が可能な「スマートサポートシステム」を引き続き14駅に導入する.また,駅の信号取り扱い業務の自動化を拡大し,さらなる保安度の向上と業務効率化を進める.車両や施設の保守部門においても業務の高度化に向け,ICT技術を活用したシステムの導入などを進める.
 このほか環境負荷低減に向けた取組として,駅や車両照明設備のLED化や省エネルギー設備への更新,駅舎補助電源装置の新設を行なう.
 詳しくは,京浜急行電鉄ニュースリリースに掲載されている.

画像はいずれも京浜急行電鉄ニュースリリースから

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