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日立レール,英国で鉄道車両のメンテナンス延長契約を締結

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日立レール,英国で鉄道車両のメンテナンス延長契約を締結

日立製作所のグループ会社である日立レール社は,英国のグレート・ウェスタン・レールウェイ社(Great Western Railway),鉄道車両リース会社であるエバーショルト・レール社(Eversholt Rail)と,鉄道車両のメンテナンス延長契約を約3億ポンド(約500億円)で締結したと発表した.
 これは,グレート・ウェスタン・レールウェイ社が保有する英国南西部の「クラス802」インターシティ車両36編成を,2028(令和10)年までメンテナンスするもので,対象車両の導入以来,日立レールが94%以上も信頼性を向上させた実績が評価され,契約延長が決定した.この着実な信頼性の向上は,2018(平成30)年以来,デジタル最適化されたメンテナンスへの継続的な投資の成果としている.
 日立レールは今後も,グレート・ウェスタン・レールウェイ社と乗客の利便性向上を目的として,デジタルメンテナンスに投資を続ける.この投資には,車両遠隔監視などの革新的なデジタルソリューションが含まれており,台車や輪軸のメンテナンスによるダウンタイムを大幅に削減する.
 なお上記の契約にともない,英国南西部の車両基地では500名以上の高度なスキルを持つ人財を雇用する.また,「クラス802」のメンテナンスの大部分はプリマスのライラ車両基地で行なわれるが,加えて,ペンザンス,エクセター,プリマスなどの主要駅に近い場所で車両をメンテナンスすることで,車両の稼働率を向上し,車両の運用を最適化する.
 今回のグレート・ウェスタン・レールウェイ社との車両メンテナンス契約延長により,英国のサプライチェーンに対して年間で7000万ポンド(約117億円)の直接投資が行なわれる.また日立レールは,鉄道車両メンテナンス事業を通じて,英国全体で年間4億6200万ポンド(約772億円)の経済効果をもたらすものとしている.

写真:日立製作所提供

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