JR東日本東北本部は,只見線 会津柳津駅の駅舎について,所在地である福島県柳津町に譲渡すると発表した.
両者は2022(令和4)年6月に「只見線会津柳津駅の駅舎利活用事業にともなう基本協定」を締結し,相互に協力して駅舎利活用の実証実験を重ねてきたが,今回,駅舎などの譲渡契約を締結することとなった.2023(令和5)年4月12日(水)には,柳津町町長とJR東日本東北本部長による調印式が実施される.
柳津町では同駅の駅舎を利活用し,越後三山只見国定公園自然公園や只見線沿線地域の観光情報の発信や,柳津町が発祥の地とされる会津地方の民芸品「赤べこ」の張子工房の設置,只見線利用者や地域の方々の交流スペースの設置の整備が計画されている.
調印式後の4月22日(土)には,会津柳津駅舎内と駅前広場で駅舎譲渡記念イベント「モダン駅フェス」が開催される.なお,駅舎については2023(令和5)年度中に譲渡されたあとにリニューアル工事を実施し,2024(令和6)年春ごろから新駅舎の使用が開始される予定.
画像はいずれも柳津町・JR東日本東北本部 共同ニュースリリースから