東武鉄道は,2023(令和5)年7月15日(土)に営業運転を開始するN100系“スペーシア X”の運転時刻などの概要を発表した.
“スペーシア X”は,木曜・金曜・土休日は浅草—東武日光間で1日3往復(1〜6号),浅草—鬼怒川温泉間で1日1往復(7・8号)を運転する.月曜から水曜(休日を除く)は浅草—東武日光間(3・4号),浅草—鬼怒川温泉間(7・8号)で1日1往復ずつ運転し,“スペーシア X”1・2・5・6号の停車駅・運転時刻で,100系「スペーシア」による“けごん”を運転する(停車駅・運転時刻に変更なし).なお,“スペーシア X”1・2・5・6号は,車両運用などの都合により運転日を変更する場合がある.
特急料金は,3号車から5号車の「スタンダードシート」が1940円,2号車の「プレミアムシート」が2520円となる.特急料金のほかに特別座席料金が必要な座席は,1号車の「コックピットラウンジ」が1名200円,2名400円,4名800円,5号車車端部の「ボックスシート(2名定員)」が1室400円,6号車の「コンパートメント(4名定員)」が1室6040円,同「コックピットスイート(7名定員)」が1室12180円となる.北千住—鬼怒川温泉間でコックピットラウンジ(1人用)を利用した場合,料金の合計は3540円(運賃1400円+スタンダードシート特急料金1940円+特別座席料金200円)となる.
特急券については,2023(令和5)年6月15日(木)9時から,インターネット(特急チケットレスサービス,特急券インターネット購入・予約サービス),押上・みなみ寄居・寄居・無人駅を除く東武線各駅窓口または券売機,東武トップツアーズなどの旅行会社で発売を開始する.2023(令和5)年7月16日以降の乗車分については,乗車日の1ヵ月前の9時から発売する.
なお,“スペーシア X”の車内と乗車直前のホーム上で発売する特急券は,スタンダードシート特急料金またはプレミアムシート特急料金に加え,大人・小児とも一律200円が加算される.
このほか,YouTubeの東武鉄道公式チャンネルでは,“スペーシア X”の自動放送収録のようすが公開されている.“スペーシア X”は,エクステリアやインテリアに江戸文化の伝統工芸から発想を得た意匠が随所にちりばめられた車両となるため,自動放送においても,伝統文化である「講談」の担い手である講談師・一龍齋貞弥氏を東武鉄道として初めて起用する.動画では都内スタジオで東武鉄道の担当者とともに車内放送収録のようすを公開している.
画像はいずれも東武鉄道ニュースリリースから