東急電鉄では,新形の超音波レール探傷車(Ultrasonic Search Trolley)を導入すると発表した.
超音波レール探傷車は,夜間作業時間帯(終電後から始発まで)に走行し,レールの内部に発生する傷を超音波によって検知する保守用車で,東急電鉄では最大で年4回の検査を実施することにより,レール破断を未然に防止している.新形の超音波レール探傷車は,測定機能の構造改良により検査時間の短縮を見込んでおり,沿線住民への環境負担の軽減につながるとしている.
車両のデザインは,社内公募により,選定された.デザインコンセプトは,「近未来感のあるメタバース×マッピング(=超音波による傷の検出)」となっており,東急電鉄のスローガン「人へ、街へ、未来へ。」や,超音波レール探傷車の特徴をイメージしたものとなっている.
2023(令和5)年2月ごろから試運転による調整を開始し,同4月ごろから稼働を開始する予定.
画像は東急電鉄ニュースリリースから