弘南鉄道は,弘南線(弘前—黒石間)で運転している「弘南鉄道イベント列車」(7101-7154)について,ウイズコロナとバリアフリーに対応したお座敷車両としてリニューアルしたと発表した.
車内は,日本や津軽地域が大事にしてきた「和」の雰囲気とし,利用の用途に応じてバリーション豊かな車内レイアウトが可能としている.テーブル10卓が設置できるほか,2両とも床面に専用畳を設置することで,お座敷列車として利用できる.
車内には,沿線観光施設の壁画や,木彫品を設置し,木彫品については,弘南鉄道が毎年夏に運転している「金魚ねぷた列車」をモチーフに考案した.江戸期に錦絵の絵師として名を馳せたな歌川国芳の「きんぎょづくし」の絵をもとに,岸和田の地車彫刻師が弘南鉄道沿線の名所や名産物をアレンジしながら,地車彫刻と同様の手法で製作している.
今後は,季節ごとに地域の食を楽しむことができる列車として運行するとともに,地域の観光関係者と連携し,沿線の観光コンテンツと組み合わせた運転を行なう.
写真はいずれも弘南鉄道のページから