JR西日本は,保有しているオヤ31 31(建築限界測定車)を,動態車両として,えちごトキめき鉄道に譲渡すると発表した.
JR西日本グループでは,鉄道事業の社会的意義の浸透を図ることをめざし,蒸気機関車の動態保存,歴史的価値のある車両や事物の保存・活用・発信などを,京都鉄道博物館の運営をはじめとした文化活動として展開しているが,今回の譲渡は,ほかの鉄道事業者とも連携し,国内の鉄道全体で鉄道文化の後世への継承をすることを目的としている.譲渡時期は,2023(令和5)年1月以降としている.
オヤ31形は,1937(昭和12)年に三等客車スハフ32形として新製され,1957(昭和32)年に建築限界測定車に改造された.2022(令和4)年現在,網干総合車両所宮原支所に配置されている.
写真:JR西日本ニュースリリースから