京都市交通局は,烏丸線各駅のホームに設置している,列車の行先や駅への接近状況などを案内する列車案内表示器について,2022(令和4)年度から順次更新すると発表した.
これは,現行機器の老朽化が進む中,補充部品が入手できなくなるなど,維持管理が困難となっていることから行なうもので,更新にあわせて,より見やすく,分かりやすい案内表示へ刷新する.あわせて,聴覚に障害のある方をはじめとした利用客からの要望に応え,東西線と同様,竹田駅を除く各駅の改札口付近にも列車案内表示器を新設する.これにより,ホームに加え改札口付近でも,新たに列車の発車時刻や文字による運行情報の発信が可能となり,利便性の向上とともに,災害時などにおける情報発信の強化を図る.
更新後の機器はフルカラー液晶方式で4ヵ国語(日・英・中・韓)を表示する.先発列車に加えて次発列車や発車時刻,駅ナンバリングの案内とともに,下段には,列車接近時に列車の現在位置が表示される.なお列車接近時以外や災害時などには運行情報を案内する.
新しい列車案内表示器は2022(令和4)年11月初旬から九条駅で供用を開始し,以降,烏丸御池・四条・五条・京都・十条・くいな橋の各駅では2022(令和4)年度中,国際会館・松ヶ崎・北山・北大路・鞍馬口・今出川・丸太町・竹田の8駅では,2023(令和5年)度中に更新される予定.
一部画像は京都市交通局ニュースリリースから