秩父鉄道では,2022(令和4)年10月1日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回のダイヤ改正は,ふかや花園駅前に「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が10月20日(木)に開業することにあわせたもので,利便性向上を目的として実施される.
ふかや花園駅には急行列車が新たに停車し,「ふかや花園プレミアム・アウトレット」のオープンやバーゲンなどの繁忙期は,臨時列車を運転する.熊谷—寄居間については大幅に列車を増発する.改正後の平日ダイヤでは上り46本・下り46本(合計92本),土曜・休日ダイヤでは上り47本・下り47本(合計94本)とする.
埼玉県の観光地「長瀞」へのアクセス向上のため,羽生・熊谷—長瀞間の折返し列車を設定する.生活様式の変化を踏まえ,始発列車と最終列車の時刻変更や,急行列車と一部区間の各駅停車の運転本数を見直す.
詳しい時刻については9月20日(火)ごろ,また臨時列車については運行が決まり次第,秩父鉄道WEBサイトで発表される.
“SLパレオエクスプレス”については,ダイヤ改正以降,これまで停車駅としていた武川を通過とし,ふかや花園を停車駅に変更する.また運転時刻は,平日と土曜・休日ダイヤを共通とする.なお,ふかや花園プレミアム・アウトレットがオープンにあわせて,10月22日(土)から11月6日(日)までの下り“SLパレオエクスプレス”の運転区間を,寄居始発に変更する.
また,今後インバウンド需要の回復を見込み,駅名看板の多言語化リニューアルと駅ナンバリングを2022(令和4)年9月中旬以降,順次導入する.
駅名看板は沿線地域の自然や歴史の特色を活かし,地域住民が愛着をもてるデザインとし,駅名は,一部を除き4ヵ国語(日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語)で表記する.
ナンバリングは,駅名標,旅客車内の列車内路線案内図,運賃表に導入し,路線記号「CR」と駅番号(数字2桁)を組み合わせて表示する.
一部画像は秩父鉄道提供