京阪電気鉄道は,大阪府と寝屋川市,枚方市とともに,都市計画事業「京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業」の鉄道工事を,2022(令和4)年度から着手すると発表した.着手にともない,2022(令和4)年9月11日(日)には起工式が実施された.
事業延長は,寝屋川市—枚方市間の約5.5km(寝屋川市域:約2.1km,枚方市域:約3.4km)で,香里園・光善寺・枚方公園の3駅を高架化し,21箇所の踏切を除去する.このうち,ピーク時間の遮断時間が1時間あたり40分以上の通称「開かずの踏切」は13箇所含まれる(2021年10月公表「踏切道安全通行カルテ」から).
本事業により,踏切除去による交通渋滞や踏切事故の解消や,地域分断の解消により市街地の一体化を図ることを目指す.
「京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業」は,2013(平成25)年3月に都市計画決定し,同12月に都市計画事業が認可された.2014(平成26)年度からは用地買収を行ない,2019(令和元)年度には準備工事として,水路などのインフラ施設移設や埋蔵文化財調査が実施されている.
一部画像は京阪電気鉄道ニュースリリースから