福岡市交通局は,七隈線の延伸区間(天神南—博多間)の開業日を,2023(令和5)年3月27日(月)に決定したと発表した.
延伸区間は,現在の終点である天神南から博多までの約1.4km(営業キロ:約1.6km)で,区間の途中には新たに「櫛田神社前駅」を設置する.建設費は約587億円としている.
延伸区間の開業により,西南部地域から博多駅までが地下鉄で繋がることで,七隈線各駅から博多駅までの移動時間が約14分短縮される.また,地下鉄空港線の混雑緩和や都心部の活力・魅力の向上,二酸化炭素排出量の削減などへの効果も期待されている.
延伸区間の開業に向け,2022(令和4)年2月からは新形車両「3000A系」を導入し,順次運転を開始している.「3000A系」は,延伸区間の開業までに4両編成4本が導入される予定.
開業日の決定にあわせて,延伸開業PRポスターも公開された.ポスターには,博多駅の駅シンボルマーク「博多織」や3000A系のスカイブルーとグリーンを,長く一直線に伸びるデザインで展開し,博多まで1本で繋がり,新しい時代や街が一直線に加速していくイメージを表現している.
一部画像は福岡市交通局ニュースリリースから