宇都宮ライトレールの開業時期は2023年8月に

宇都宮ライトレール UH300形

写真:宇都宮ライトレール UH300形  編集部撮影  宇都宮ライトレール車両基地にて  2021-5-31(取材協力:宇都宮市)

宇都宮市は,芳賀・宇都宮LRT事業(宇都宮ライトレール)の開業時期について,2023(令和5)年8月の見込みであると発表した.
 LRTの整備工事については,最終的な工事スケジュールの精査に取り組み,工事完了の見通しをもとに発表したもので,工事が遅れている野高谷町交差点区間については,工事工程を精査した結果,2023(令和5)年3月に工事を完了できる見込みとしている.そのほかの区間については,予定通り2022(令和4)年内にすべての工事が完了する予定.
 なお,先行して工事が完了する区間の部分開業については,一部区間の営業運転と全線開業に向けた試運転や習熟運転,各種検査などを同一路線上で並行して行なう必要があり,限られた人員体制で上記の検査を行うことは,試運転や習熟運転などの期間の長期化や全線開業時期の更なる遅れなどの影響が見込まれることから,困難であると判断した.
 試運転や習熟運転については区間ごとの工事完了にあわせて実施するとしており,2022(令和4)年11月から宇都宮駅東口—平石間で,2023(令和5)年4月から宇都宮駅東口—芳賀・高根沢工業団地間でそれぞれ試運転を実施する.習熟運転は2023(令和5)年5月からの実施を検討しており,翌6月に運輸開始認可の手続きを行なう予定.なお,全線開業に先立ち,JR宇都宮駅東口から平石までの区間については,LRTに慣れてもらうよう,2023(令和5)年4月から土曜・日曜などにおいて,車両の乗車体験などを検討しており,関係機関と協議・調整を図る.
 2023(令和5)年8月のLRT開業とあわせて,LRT運行ルートが重複するバス路線をLRTと接続する路線などへ再編するほか,地域内交通を最寄りのトランジットセンターへ接続させるなど,公共交通ネットワーク全体を充実させる.
 宇都宮市では,生活に必要なまちの機能が充実したコンパクトなまち(拠点)を便利な公共交通でつなぐ「NCC(ネットワーク形コンパクトシティ)」の形成を進めている.これにより,誰もが過度に車に頼らずに,各拠点でさまざまなサービスを受けることができる,住みよいまちを目指す.
 宇都宮駅西側の路線整備については,上記の「NCC」のまちづくりを一層強化するため,大谷観光地付近までを「検討区間」としたうえで,JR宇都宮駅東口停留場から宝木町1丁目・駒生1丁目付近(教育会館付近)までを「整備区間」とし,各種手続きなどに取り組むとしている.軌道事業の特許申請は2024(令和6)年,工事着手は2026(令和8)年を目標とし,2030年代前半の開業を目指す.
 詳しくは,宇都宮市のページに掲載されている.

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