東急電鉄は,目黒線において,列車の駅停車中に発車時刻が近づいていることを知らせる発車サイン音(発車メロディ)を,順次更新すると発表した.
現在の目黒線の発車サイン音は,2000(平成10)年の導入以来20年以上使用されてきたが,2023(令和5)年3月に予定されている東急新横浜線の開業にあわせて,株式会社音楽館の向谷実氏と共同で制作したメロディに更新する.
導入されるは,東急目黒線(目黒—日吉間)と東急新横浜線(日吉—新横浜間)で,目黒線と相互直通運転する各社局線内の一部区間でも使用される予定.
新たな発車サイン音は,上り線用・下り線用の2種類とする.現行の発車サイン音も,上り線用と下り線用で音源を分けて使用しているが,新たな発車サイン音は,上り線列車で使用するものには上行音階を,下り線列車で使用するものには下行音階を使用するなど,違いをより明確化することで,上下線のどちらの列車が発車するのかを分かりやすくする.
また,ドアが実際に閉まる際に流れる音の要素を,発車サイン音の中に織り交ぜることで,列車が出発することを潜在的に意識できるよう工夫する.
新たな発車サイン音は,2022(令和4)年9月以降,順次,使用を開始し,2023(令和5)年3月中に完全移行を予定している.
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