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東京メトロ,車内非常用設備の案内を強化へ
〜全9路線の車内ディスプレイなどでの案内を開始〜

東京メトロ,車内非常用設備の案内を強化へ

▲17000系の扉上部に設置された非常用ドアコック.操作は係員の指示に従って行なうもので,走行中は使用してはならない.

東京地下鉄(東京メトロ)は,車内緊急時における非常用設備の使用方法について,2022(令和4)年8月15日(月)から全9路線の車内ディスプレイなどで案内を開始した.

非常通報器

各車両に設置されている非常通報器.車内で緊急事態が発生した際の通報に使用する.通話ボタンを押し,ランプが点灯すれば,係員と通話することができる.

ホームドア

ホームドアの軌道側に設置されている非常開ボタン.右側のボタンを押せばホームドアは自動で開くので,車両からホームへ避難することができる.

 駅構内や車内で緊急事態が発生した場合に備え,東京メトロでは,巡回・警備を強化するとともに,車内セキュリティカメラの全車両への設置を進めるなど,利用者の安全を第一に,セキュリティ対策を実施してきた.
 案内の強化については,国土交通省技術基準検討会による「車内非常用設備等の表示に関するガイドライン(2022年6月公表)」を踏まえ,利用客への周知を広めるため,車内緊急時における非常用設備(非常通報器,非常用ドアコック,ホームドア)について,設置位置や使用方法を,改札口ディスプレイや全9路線の車内ディスプレイ搭載車両などで案内する.

〜全9路線の車内ディスプレイなどでの案内を開始〜

▲放映映像のイメージ

 また,ガイドラインにもとづき,全車両を対象にピクトグラムを活用したわかりやすい表示の共通化にも取組む.今後,2022(令和4)年度中を目途に,東京メトロ所属の各車両やホームドアでの表示の切り替えを順次進めるとしている.

写真はいずれも大沼一英撮影(取材協力:東京メトロ)

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