相模鉄道は,2023(令和5)年3月開業予定の相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線 羽沢横浜国大—新横浜間/4.2km)とほかの区間とにまたがって乗車する場合の加算運賃について,国土交通大臣に運賃認可を申請したと発表した.
相鉄新横浜線は,西谷—新横浜間(6.3km)だが,西谷—羽沢横浜国大間(2.1km)は,2019(令和元)年11月の相鉄・JR直通線開業時に営業運転を開始している.
加算運賃は,新線建設などの設備投資費用の一部について利用客に負担を求めるもので,相鉄・東急直通線利用の基本運賃に一定の金額を加算する.金額は,普通旅客運賃が40円,通勤定期旅客運賃が1ヵ月1520円,通学定期旅客運賃が1ヵ月580円となる.これにより,おもな区間の大人運賃(ICカード)は,二俣川—新横浜間が269円,大和—新横浜間が332円,海老名—新横浜が384円,湘南台—新横浜が423円となる予定.
相鉄・東急直通線の開業にあわせて,IC通勤定期乗車券の利用者で,券面表示区間内に相鉄新横浜線 西谷—新横浜間を含む場合,追加運賃を支払うことなく相鉄本線 横浜駅での乗降を可能とするサービスを導入する.西谷—横浜間の途中下車については不可で,IC通学定期乗車券と磁気定期乗車券はサービスの対象外となる.サービスの名称は,決定次第発表される.
一部画像は相模鉄道提供