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京阪5000系,「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」に展示へ

京阪5000系,「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」に展示へ

▲復刻展示予定の5000系「5551号車」

京阪ホールディングス・京阪流通システムズ・京阪電気鉄道は,京阪流通システムズが運営する「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」において,2023(令和5)年春から,京阪電車で活躍した5000系をデビュー当時の姿で復刻展示すると発表した.

京阪5000系,「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」に展示へ

▲デビュー当時の5000系

 5000系は,1970(昭和45)年12月に京阪線に導入された.ラッシュ時には5扉すべてを使用することで乗降をスムーズにし,それ以外の時間帯には2扉を締め切り,扉上部に格納していた座席を下降させ座席数を増やすことができる特徴ある車両として活躍した.ホームドア導入にともなう扉位置の統一のため,2021(令和3)年9月に引退した.

京阪5000系,「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」に展示へ

▲「SANZEN-HIROBA」での設置イメージ

 「SANZEN-HIROBA」での展示では,京阪の「進取の精神」の象徴として5000系の先頭車(5551号車)の車両半分を保存する.車外塗装や座席色など車内・車外の設備を1970(昭和45)年のデビュー当時の姿に復刻し,座席も昇降できるようにする.あわせて,同じく京阪線で長く活躍する2600系の先頭部分のカットモデルも展示し,すでに設置されている旧3000系とあわせ,往年の名車3車種を一堂に展示する.

京阪5000系,「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」に展示へ

▲「5000系復刻プロジェクト」ロゴ

 なお,3社では2023(令和5)年春の復刻展示に先駆け,「5000系復刻プロジェクト」として,体験イベントや5000系の部品,オリジナルグッズの販売など各種企画を実施する(鉄道イベント7月28日掲載記事参照).
 プロジェクトにあわせたロゴも作成され,鉄道のプロフェッショナルが集結し,世代を越えて継承してきたことや,これからに繋げていくことを「HISTORIC LINK」に込め,5000の文字に,5ドア内2ドアがラッシュ用ドアである5000系の特徴を視覚化している.

写真・画像はいずれも京阪ホールディングス提供

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