JR東海では,2022(令和4)年5月29日(日),急行“さわやかウォーキング号”が名古屋—熊野市間で運転されました.
使用車両は名古屋車両区所属のキハ85系4両で,名古屋方からキハ85-202+キハ84-201+キハ84-202+キハ85-1108の順に組成され,編成両端が貫通形先頭車での運転となりました.愛称表示器は,名古屋方,熊野市方ともに「臨時」表示でした.
写真は復路,キハ85-202(大阪地区入線可能仕様車・通称:大阪ひだ仕様車)を先頭に,名古屋方面へ走行中のシーンです.ふだん,特急“南紀”では,名古屋方に非貫通形先頭車(キハ85形0番台)が連結されるため,珍しい姿となりました.また,キハ85形200番台は,特急“南紀”用として1992(平成4)年に日本車両で製造されましたが,現在はおもに特急“ひだ”として活躍しており,キハ85形1100番台とは屋根上機器類(換気装置)の形状や,車両側面車端部付近の仕様(乗客用出入口扉の位置など)に違いがあることが,特徴となっています.
写真:波田須—新鹿間にて 2022-5-29
投稿:志摩 敬