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特集 JR車両ファイル2024
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東京メトロ,2022年度の事業計画を発表

東京メトロ18000系

写真:東京地下鉄18000系  編集部撮影  鷺沼車両管理所にて  2021-6-2(取材協力:東京地下鉄)

東京地下鉄(東京メトロ)は,2022(令和4)年度の事業計画を発表した.

 2022(令和4)年度の設備投資額は合計1247億6700万円で,利用客の安全を第一に,設備・業務のスリム化など,安全の確保を前提としたコスト構造改革や,新たな外出機会の創出,ホームドアをはじめとしたバリアフリー設備の整備,TIMA(車両情報監視・分析システム)をはじめとするCBM(状態基準保全),「混雑の見える化」など,他社や研究機関と協力し開発した新技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用する.

東京メトロ17000系

写真:東京地下鉄17000系  編集部撮影  新木場車両基地にて  2020-8-11(取材協力:東京地下鉄)

 新線建設は,十分な公的支援を前提に,有楽町線延伸(豊洲—住吉間)と南北線延伸(品川—白金高輪間)の工事着手に向けた取組を進める.
 新形車両については,丸ノ内線,有楽町線・副都心線,半蔵門線で導入を進める.安全性向上のため,車両情報管理装置の次世代化など,新技術を導入する.車内の快適性向上のため,座席幅の拡大や車内フリースペースの増設,車内空調設備の高性能化などを進める.あわせて環境負荷低減のため,永久磁石同期モータの採用などによる省エネルギー化を図る.

東京メトロ9000系5次車

写真:東京地下鉄9000系5次車  編集部撮影  綾瀬検車区にて  2009-2-4(取材協力:東京地下鉄)

 輸送サービスの改善として,東西線では,列車の遅延防止・混雑緩和のため,飯田橋—九段下間の折返し設備整備や南砂町駅の大規模改良工事などを実施する.銀座線では,列車の遅延防止のため,浅草駅構内の折返し線整備を進める.丸ノ内線・日比谷線では,高い遅延回復効果を得ることができるCBTC(無線式列車制御)システムを導入する.このほか,2023(令和5)年3月に開業予定の相鉄新横浜線・東急新横浜線にあわせた鉄道ネットワークの拡大に向け,サインシステムなどの改修を行なう.

東京メトロ13000系

写真:東京地下鉄13000系  編集部撮影  千住検車区にて  2016-8-31(取材協力:東京地下鉄)

 駅ホームの安全性向上のために進めているホームドア整備について,日比谷線,東西線,半蔵門線で設置工事を進める.また,バリアフリー設備として,エレベータの設置や多機能トイレの整備を進める.エレベータの設置により1ルート整備率100%実現に向けて取り組むことに加え,病院の最寄り駅などに複数ルートを設けるなど,乗換ルートを整備する.車いす利用者などが円滑に乗降できるよう,日比谷線の各駅でホームと車両床面との段差の低減・隙間の縮小を実施する.

東京メトロ1000系

写真:東京地下鉄1000系  目黒義浩撮影  中野車両基地にて  2011-10-5(取材協力:東京地下鉄)

 安全性・安定性・利便性の向上として,銀座線・丸ノ内線では輸送の安定性を高めるとともに,環境負荷低減を図るため,標準電圧の750V化へ向けた取組を進める.構造物の日常検査・補修を継続し,千代田線の北千住—町屋間のシールドトンネル補強などの工事を実施する.日比谷線では,列車無線のデジタル空間波無線化工事を進める.このほか駅冷房設備の更新や,一般トイレの整備などを実施に加え,東京都交通局と連携し,東京の地下鉄のサービス一体化を進める.有楽町線では,将来的な労働人口の減少を見据え,安全・安定輸送の確保を前提として,有楽町線小竹向原—新木場間でのワンマン運転実施に向けた検討を進める.
 新たな外出機会の創出として,東京メトログループの保有する各種データを利活用することにより,マーケティング機能を強化するほか,東京の都市内観光「CityTourism」の一環として,沿線施設と「Tokyo Subway Ticket」のセット券発売を充実させる.また,シニア向けなどターゲットにあわせた企画乗車券を発売する.
 ポイントを活用したお出かけ機会の創出として,「休日メトロ放題」のトライアルを実施するとともに,その後の本実施に向けた検討を進める.また,利用状況に応じてポイントなどの特典を進呈する「ランク制度」(仮称)の導入により,ポイントサービスの魅力を向上させ,メトポ会員数や乗車回数の増加を図る.
 地域の魅力掘り起しによる新たなお出かけ機会の創出として,SNS,フリーペーパーなどに加え,沿線地域をめぐるスタンプラリーなどを通じて,地域に根差した魅力の発信・共創を行なう.

写真はすべてイメージです.

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