JR九州は,「ななつ星in九州」の第21期分(2022年10月〜2023年3月出発分)で設定する新たなツアーコースにあわせて,77系客車の一部設備をリニューアルすると発表した.
新たなコースと車両設備は「100年をこえる物語をつなぐ。」をコンセプトに,カスタマイズ性の高い旅程・サービスを用意し,各ツアー客にあわせた旅とする.設備のリニューアルにともない,乗車定員は最大10室20名に変更する(現行は最大14室30名).
これまで,食事などの提供場所としていた2号車のダイニングカー「木星」は,サロンに変更する.ツアー客同士の出逢い・語らいの場としてはもちろん,車内アクティビティなどの場所としても利用できるようにする.
同じく2号車に設置されていたセミコンパートメントについては,本格的な茶室に変更する.九州各地の銘茶を中心に揃えながら,クルーや特別に乗車する茶師がお茶を振る舞う.
3号車にはギャラリーショップを新たに設置し,九州各地のさまざまな工芸品の展示やオリジナルグッズを購入できる.また,「ななつ星in九州」の中でもより特別な空間として,バーラウンジも設置される.
画像はいずれもJR九州提供
(Design & Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates)