JR九州は,「令和2年7月豪雨」により被災した肥薩線について,鉄道で復旧した場合の復旧費の概算が約235億円であると発表した.
これは,2022(令和4)年3月時点で得られた情報をもとにしている.球磨川を渡河する橋りょう(球磨川第1橋梁,第二球磨川橋梁)については,2021(令和3)年12月に変更された「河川整備基本方針」にもとづく計画高水位を参考に,橋りょうの復旧高さを設定し,概算復旧費を算出した.上記を除く一般区間については,被災前と同じ線路高での復旧とし概算復旧費を算出している.
今後は,肥薩線の復旧方針については,国土交通省・熊本県が開催する「JR肥薩線検討会議」にJR九州も参画し,検討を行なうとしている.
画像:JR九州ニュースリリースから