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山手線の営業時間帯に自動運転導入に向けた試験を実施へ

JR東日本E235系

▲写真:JR東日本E235系  編集部撮影  東京総合車両センターにて  2015-3-28(取材協力:JR東日本)

JR東日本は,2022(令和4)年2月中旬から下旬にかけて,山手線の営業時間帯に自動運転(ATO)導入に向けた走行試験を実施すると発表した.
 自動運転の導入に向けた試験としては,これまでに山手線の終電後の時間帯にATOの試験を行なっており,2018(平成30)年度に加速・定速走行・減速・定位置への停車などの運転機能の試験,2019(令和元)年度に乗り心地向上や駅間停車防止に関する車両制御の試験,2020(令和2)年度に列車の最適な群制御など,将来の運行管理連携を意識した試験をそれぞれ実施し,一定の成果を得たとしている.
 今回の試験は,山手線全線(34.5km)でE235系(1編成)を使用した試験を5日間,日中帯に実施し,実際の営業列車と同様に前後に列車が走行している環境で,加速・惰行・減速などの自動運転に必要な運転機能や,乗り心地,省エネ性能などの確認を行なう.
 山手線などへのATOの導入については,2025(令和7)年から2030(令和12)年ごろを目指すとしている.

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