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三菱電機,フランス国鉄向け新形車両「AMLD」用電機品の量産出荷を開始

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三菱電機,フランス国鉄向け新形車両「AMLD」用電機品の量産出荷を開始

三菱電機は,スペインの鉄道車両メーカーであるコンストルクシオネス・イ・アウクシリアル・デ・フェロカリレス(Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles,S.A.:CAF)社から,フランス国鉄向け新形車両「Automotrices Moyenne et Longue Distance(中長距離旅客車両:AMLD)」用電機品を28編成(280両)分受注し,量産出荷を開始したと発表した.

三菱電機,フランス国鉄向け新形車両「AMLD」用電機品の量産出荷を開始

 フランス国鉄向け新形車両用電機品の受注と納入は,日本メーカーとして初めて.また,車両の屋根に搭載する走行風自冷式の制御装置と車載用変圧器が新造車両に採用されることは,世界初となる(いずれも2022年1月現在,三菱電機調べ).
 三菱電機では,2017(平成29)年12月にフランス国鉄からパリ市内・近郊を走行するZ2N形通勤電車とパリ近郊を走行するTram-Train(トラムトレイン)T4形路面電車向けの更新用主変圧器の試作器を各1台ずつ,計2台を受注している.このうちT4形路面電車に採用された屋根上走行風自冷式車載用変圧器で実現した省エネ性と低騒音性と保守費用の低減が,フランス国鉄とCAF社から評価され,今回の受注に至った.
 今後も三菱電機では,欧州市場における鉄道車両用電機品の事業拡大を進めるとしている.

画像上:フランス国鉄「AMLD」のイメージ
画像下:屋根上走行風自冷式推進制御装置
画像・写真はいずれも三菱電機提供

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