国土交通省は,JR九州と一般社団法人 佐賀・長崎鉄道管理センターが申請していた長崎本線(肥前山口—諫早間/60.8km)への上下分離方式導入にともなう鉄道事業の許可申請について,2022(令和4)年1月31日(月)付けで許可したと発表した.
上記の区間については西九州新幹線(武雄温泉—長崎間)の並行在来線となることから,2007(平成19)年12月に,JR九州・佐賀県・長崎県の三者により上下分離方式で運行することに合意している.上下分離方式への移行後は,JR九州が第二種鉄道事業者として旅客輸送を行ない,23年間運行を維持する.線路などの地上設備は,佐賀・長崎両県が出資する佐賀・長崎鉄道管理センターが第三種鉄道事業者として保有,維持管理を行なうこととなる.
上下分離方式による営業開始日は,2022(令和4)年秋ごろの西九州新幹線(武雄温泉—長崎間)開業日と同日の予定.なお,肥前山口駅は,開業時に江北(こうほく)駅に改称される.
画像はJR九州ニュースリリース・国土交通省報道発表資料から