JR西日本では,山陽本線などで運転されている227系の車両側面にカメラを設置し,ホーム上の安全確認などの検証を行なうと発表した.
JR西日本が進める「JR西日本技術ビジョン」では,「持続可能な鉄道・交通システムの構築」を目指しており,その一つとして地上設備のシンプル化が検討されている.現行のワンマン運転では,ワンマンミラーやホームカメラなどの地上設備を用いて実施しているが,これらの地上設備のシンプル化を目的として,車両側面カメラを用いたワンマン方式の適用可能性を検証する.
実施エリアは山陽本線(福山—徳山),可部線,呉線で,2022(令和4)年1月26日(水)から当面の間実施する.導入計画については,検証結果を踏まえて今後の展開を検討する.
なお,映像は,現行のホームカメラと同様,発車時のホーム上安全確認を実施するために撮影することを目的としており,特定の個人を識別するものではないとしている.
特記以外の画像はJR西日本ニュースリリースから